市内30地区の中から特に公共交通の必要性が高い4地区を対象に、新たな公共交通の導入に向けた実証運行等を行いました。そのうち、金井地区西部で実施している乗用タクシーを活用した「かなみちゃんタクシー」においては、相乗りの促進と予約の簡略化・効率化を目的に、令和6年3月よりAIマッチングシステムを導入しました。
また、公共交通サービスとICT等の新技術を活用した新しい交通サービスを連携し、多様な交通手段の選択を可能とするやまがたMaaS「らくのる」において、路線バスやコミュニティサイクル、山形空港シャトルなどを組み合わせた新たな共通チケットの販売を開始しました。加えて、市民や来訪者の細やかな移動需要に対応するために運営している山形市コミュニティサイクルについて、電動アシスト自転車100台、サイクルポート40箇所の増設を行いました。
さらに、安全で円滑な交通の確保と将来を見据えた魅力あるまちづくりを総合的かつ重点的に実施するため計画である「山形市総合交通戦略」を策定しました。
市民の移動ニーズにきめ細やかに対応した、効率的で効果的な公共交通の実現を目指してまいりたいと考えておりますので、今後も引き続き、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
寄附金の使い道と活用事業
2024.04.09